1つ質問します。
お客様が競合ではなく、あなたのお店を選ぶ理由はなんですか?
この質問に答えられないということは、競合との違いについて徹底的に考えたことがないのではないでしょうか?
あなたの会社が売上を伸ばすには、1段落で当社を使う理由をハッキリと伝える必要があります。
あなたの会社は競合と何が違うのか。これを説明できると、あなたは他の会社よりも市場で多くの見込み客を獲得して売上を爆発的に増やすことができるのです。
この独自な売りの提案のことを、USP(ユニークセリングプロポジション)と言います。
いま最も重要で、最も見落とされていることです。
ほとんどの会社がうまくできていないことは悲報ですが、あなたにとっては朗報です。
このUSPを明確にするだけで、あなたの会社は市場で優位性を築けるからです。
しかし、USPはその効果が強い反面、約束したことができなければ信頼を失います。USPは必ず提供できることが前提です。
じゃあどうやってUSPを見つければいいのか?
ここから見つけ方を説明していきます。
USPはどのように選べばいいのでしょうか?まず、あなたの業界で満たされていないニーズを見極める必要があります。
ニーズの種類
1.幅広い品揃え
2,大幅な値引き
3.アドバイスとサポート
4.利便性
5.最高級の商品やサービス
6.迅速なサービス
7.基本以上のサービス
8.通常よりも長期、広範囲の補償
9.このほか、競合にはない独自の強み
ポイントは最も不足しているニッチ、ニーズ、あるいはギャップに注目することです。
ニーズに注目する
この格言を覚えておいてください。「万人に気に入られることは不可能だ」ということです。高級品を求めるクライアントと低価格を求めるクライアントを同時に獲得するのは不可能です。
あなたはどちらを選びますか?
競合他社を分析しよう
競合のUSPはなんでしょうか?よく分析するとほとんどの企業にUSPがないことに気づくはずです。もしスポーツジムの経営者であれば、あなたは地域で唯一24時間営業のジムでしょうか?それとも一番安い、もしくは一番高価なプログラムを提供することがUSPになるかも知れません。
それ以外にも、購入後最も信頼のおける返金保証サービスがあることや、驚異的なスピードで届けることができる宅配サービス、24時間いつでもクライアントサービスが受けられることもUSPになりえます。
最も価値があり、効果が期待できるUSPをひとつに絞ることが重要です。
〇〇なら〇〇とお客様に認識してもらうことが重要です。
吸引力の変わらない掃除機ならダイソンであるように、例えば吉祥寺に詳しい不動産屋なら〇〇不動産でもいいと思う。
USPが決まったら、ホームページ、名刺、メールの著名、書けるところすべてに表示してください。営業も広告も全てをUSPで統一する必要があります。
USPの参考例
ドミノピザ「30分以内に届かなければ代金はいただきません」
エイビスレンタカー「当社はナンバー2です。もっと頑張ります」
ノードストローム百貨店「購入商品に問題があればいつでも全額返金します」
QBハウス「ヘアカット1000円 所要時間10分」
ダイソン「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」
フェデックス「絶対に、何としてでも一晩で届けたい時に」
Apple「ポケットに1,000曲のミュージックライブラリを」
早速USPを作ってみましょう!
3つの項目をリストアップして独自の強みを1段落にまとめましょう。最初は2~3段落になるかも知れませんが、不要な言葉を省いて1段落に必ずまとめるようにしてください。
❶あなたがすでに提供している強みやメリットをリストアップ
❷競合が提供しているけど、あなたは提供していない強みやメリットをリストアップします
❸競合のユニークなメリットをあなたならどう改善できるかをリストアップします
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